2020年、欧州・デンマーク「F4 Danish Championship」にフル参戦する日本人最年少のフォーミュラ・ カーレースドライバーJuju。そのデビュー戦が、いよいよ、6月20日(土)に迫っています。当初予定されていた5月と6月上旬の2大会が新型コロナウイルス(COVID19)感染拡大の影響で中止となり、6月20日(土)- 21日(日)の大会が事実上の開幕戦となります。

今季のF4 Danish Championshipは、初戦となる6月20日-21日の大会以降は、8月開催が10月に日程変更され、合わせて5大会が開催されることになりました。各大会とも3戦を実施。合計15戦の成績でチャンピオンシップが争われます。

Jujuは、4月のパドボーグパークのテスト走行でDanish F4のコースレコードを0.2秒短縮。その後、開幕 戦の度重なる中止からモチベーションを維持するのは容易ではなかったものの、Juju自身は体調はもちろん 精神的にも良好な状態を保ち、日々のトレーニングも積極的に取り組んできました。メカニックも、開幕の 遅れを好機ととらえ、マシンの仕上げに集中してきました。

Jujuのデビュー戦の舞台となるユトランドリンクは、新コースと旧コースの複合レイアウトとなる1周 2.3km。デンマークで、最もテクニカルでフィジカル的にもハードなサーキットと言われています。レース は、15 分プラス1周で行われます。このユトランドリンクでの大会は、規則によりこのコースでの事前の練 習走行が禁じられているため、Juju にとってもメカニックにとっても初めての挑戦です。

複合レイアウトであるために路面状況が全く違い、マシンセッティングをコースに合わせきることは不可能です。何もかもが、初めて。手探り状態での開幕戦で、予想がつかない事が数多く起こるでしょうし、色々な困難も予想されますが、チーム一丸となり最善を尽くすと決意を新たにしています。

“アジアからきた14歳の少女レースドラ―バーJuju”は、現地でも注目を浴びており、声援を送ってくださるかたも徐々に増えてきています。スポンサーや遠く日本から声援を送ってくださる皆さんに支えられて、この数ヵ月間、緊張感を保ち続けながらトレーニングに励んできたJujuの晴れ姿をたくさんの皆さんにご覧いただき、ご期待にお応えできるよう開幕戦に臨みます。