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今季開幕戦2位に!

F4 Danish Championship 2021 開幕。

5月15日-16日、デンマークPadborg Park(パドボーグ パーク 1周2.07km)で行われた「F4 Danish Championship 2021」の開幕戦にのぞみました。3戦の結果は以下に。

Juju 今季開幕戦 ファステストラップでコースレコードを塗り替え2位に。
第2戦 リバースグリッドで6番手スタートから2位。
第3戦 突然の豪雨の中、果敢にトップに迫るも、アクシデントで終盤リタイア。

 




開幕戦は、フロントロー(2番グリッド)からスタート、ファステストラップでコースレコードを塗り替える快走で2位に。雨が降ったり止んだりというはっきりしない天気が続く第2戦は、リバースグリッドにより6番手スタート。中盤以降にトップに立ちましたがファイナルラップでトップを譲りここでも2位。第3戦は、レース途中からの豪雨の中ドライタイヤでトップに肉薄するレースをみせましたが、終盤にアクシデントからリタイヤとなりました。

Jujuは、「初戦は、急ピッチで体制を整えての参戦であり、加えて今季は昨年と違いタイトルを意識しているため、第1、第2戦は、無理にトップばかりを意識しないように確実に走りました。」との言葉が裏付ける走り。路面コンディションが定まらない状況でも、意識して安定した走りでポジションをキープしているところに新たな成長をうかがわせる開幕戦となりました。

開幕直前の方向転換で時間が限られた中でマシンを仕上げたメカニックの尽力の甲斐あって、14日(金)の練習走行ではトップタイムを記録。翌15日(土)の予選では、コースに入るタイミングが悪くフライングラップ(予選走行で、他のレースカーの影響を受けずに全力走行すること)で他の選手に引っ掛かる事が多くてポールポジションを逃してしまいました。Jujuは、「あの走りでは5番手くらいかと思ってたら、2位でした。良い間合いを取れるように持っていく事もドライバーの実力です。また成長できるポイントを見つけました。」と、あくまで前向きな姿勢。

そして、16日(日)の決勝。レースは、15分間+1周で競われました。現地時間午前9時に第1戦、同・11時55分に第2戦、同・13時25分に第3戦というスケジュールです。

第1戦は、終始安定した走りでファステストラップでコースレコードを記録、2位でフィニッシュしました。続く第2戦は、路面ウェットのコンディションで、6番グリッドからスタート。今季の目標である「圧倒的な速さを確実に勝ちに結びつける」という決意そのままにポジションアップし終盤までにトップに立ちましたが、ファイナルラップで後続車にトップを譲り2戦連続2位に。
そして、第3戦。第1・2戦で2位であったことから2番グリッドスタートのはずが、第2戦レース後にレーシンググローブに3ミリほどの穴が開いていたことを規則違反と指摘され4グリッド降格の6番手スタートとなりました。しかし、これがJujuの闘争心に火をつけ、まもなく2番手までジャンプアップ。ところが、ここで、突然の大雨。しかし、赤旗もだされず、セーフティカーが入ることもなく、ドライタイヤのままレースは続行。先行車両が激しく巻き上げる水しぶきで前も見えず、ストレートでスピンする車両も続出。その状況でトップに追い付き、何度か抜きにかかりましたが、ゴール5分前に滑ってしまってリタイア。その直後にセーフティカー導入となり、レースは終了しました。

開幕戦を終わってJujuは、「とにかく、(第3戦は)あの状況で怪我人が出なくて良かったと思います。このレースでは、ドライコンディションで2位、ウェットコンディションで2位。ドライタイヤでウェットコンディションの中でのトップ争いができ、引き出しは増えたと思います。これからも色々と試練は降りかかると覚悟していますが、それを跳ね返してでもタイトル目指して頑張ります。」と、2戦連続2位にも今季の年間チャンピオンを見据えて、決意も新たにしていました。

2度目の大会となる第4戦‐6戦は、1ヵ月後の6月12-13日に、隣国スウェーデンのSturup Raceway(ストルップ レースウエイ 1周2.13 km)で行われる予定です。